なぜ吉岡里帆の目は笑っていないのだろう

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ドラマ「カルテット」の中でのお話です。

・しょっちゅう炎上していた元地下アイドル
・あだ名は「淀君
・小学校の時、毎年学級崩壊が起きていた
・元彼は付き合う前はApple Storeで働いていたが、今は朝パチンコ屋さんに並んでいる

すごい設定です。
でも、合っています。
吉岡里帆を知ったのは「ゆとりですがなにか」を見てからと遅いのですが(「あさが来た」は見ておりませんでした…)、どちらも一癖二癖ある役を見事に演じており、とても気になる女優さんであります。

というわけで、吉岡里帆が取り上げられている記事をいくつか読み、彼女についてまとめてみました。

  • 1993年1月15日、京都府生まれ。
  • 身長158センチ。
  • 特技は書道。
  • 書道を続けていた経験から、模倣することの力を知った。お芝居でも、「この人いいな、すてきだな」と思うとまねしようとする。それが演技の研究方法。書道でもうまい人の文字を模写するところから始まる。よりパワーのある人間を模写することができたら、また一歩成長できると思う。
  • 小学生時代はほぼ毎日外で遊び回っていた。おてんばで4時間も鬼ごっこしたり、土を掘って秘密基地を作ったりしていた。いたずらしてよく怒られた。今は父の影響で映画や写真が好きになり、演劇にも出合ったことで、完全にインドア派になった。
  • サンタは小学校6年生まで信じていた。両親が徹底してくれていたのだと思う。
  • サンタに手紙を出していたが、日本語では通じないと思って英語の辞書を引っ張り出して英語で手紙を書いていた。
  • クリスマスプレゼントで特に嬉しかったのは一輪車。タイヤがパンクするまで乗った。
  • クリスマスに祖母が初めて大きな七面鳥を焼いてくれたのもいい思い出。
  • 子どもの頃、ウエディングや七五三などのお祝い事のモデルをやっていて、その時に「ゼクシィ」に掲載していただいた。そういう意味でも、15年の時を経て「ゼクシィ」のCMガールを務めさせていただくのは感慨深い。
  • 地元に東映太秦映画村というテーマパークがあり、子供の頃は「また映画村~?」と言いながら、毎年行っていた。侍や昔の建物などを見て「美術館みたい!」とときめいていた。昔から映画や本など異空間の物語も好きで、現実と違う世界に行きたいという願望が女優を目指すきっかけになった気がする。
  • 高校時代から俳優養成所に通っていたが、一番背中を押されたのは、大学時代に見た学生演劇の舞台。熱量がすごくて、この人たちと一緒にお芝居がしたいと思ったが、劇団員は募集していないと断られた。悔しくて「自分で頑張ろう」と奮起した。
  • 映画「スウィングガールズ」に憧れて、学生時代は吹奏楽部でアルトサックスを吹いていた。
  • 女優を目指すきっかけとなったのは、高校3年生のときに観たつかこうへい作の小劇場の舞台「銀ちゃんが行く」。
  • 上京資金をためるため、びわ湖の湖畔にある大津プリンスホテルでアルバイトをしていた。接客を厳しく叩き込まれ、いっぱい怒られた。
  • ホテルでは接客のアルバイトだったので、たくさんの観光客の方と出会い、その人たちが楽しく過ごせるように工夫する様子を裏側から見ていた。
  • 18歳の時に、同志社大学に通っている子たちに誘ってもらって、小劇場で主人公を演じた。それが唐十郎の「吸血姫」という演目で、すごく難しい物語と役柄だった。そこで内面が割れるじゃないが、通常の状態が崩壊するような不思議な感覚に陥って、そこから演技にのめり込んだ。
  • 「役者がしたい」という夢を抱いた時に「なんでもやってやろう」と決意した。今の事務所に入ったのは2011年だが、通っていた京都の大学で演劇をしながら東京でレッスンを受けるという、行ったり来たりの生活が続いた。急に「オーディションが入ったよ」と言われて、深夜バスで東京に向かうこともあった。そんな苦しい思いをした分、後には引けないというか、「何か人と違うこと、面白いことをして帰らなきゃ」という貪欲さに磨きがかかった。
  • 10代で小劇場に出会ってから、やりたいことはずっと変わっていない。本当に面白いものを、そのときに出会った人たちと作りたい、というシンプルな思いでずっと来ているし、これからも同じだと思う。何か作ろうとしている人たちと一緒に、よりいいものを残せる役者になりたい。作品の一部になれる人になりたいといつも思っている。
  • 女優になろうと思った理由はたくさんある。カメラマンをしている父がよく写真を撮ってくれた事もそうだし、映画を撮っている同い年の子たちと友達になったことも大きかった。あと、出身が京都の太秦なので、街自体映画や演劇が盛んで、そうした文化に触れやすい環境にあった。定員割れしてしまった南座の歌舞伎のチケットを無料で頂く機会などもあり、若い自分でも歌舞伎を見ることができた。いろんなことが交錯して、自然と東京に来たという感じがする。
  • 父の影響はすごくある。アーティスティックな写真集とか名画と呼ばれる映画とか舞台などをたくさん見せてくれた。小さい時から、プレゼントに小説とか映画をよく与えてくれるような父だった。
  • おばあちゃんになるまでこの仕事を続けると決めている。
  • 七変化できる俳優に憧れている。
  • 無色透明な役者でいたい。カラーを決めずに、役を与えられたときに、その「偏り」を発色よく表現できる人間でいたい。
  • 普段から不器用な人が大好き。台本をもらっても、その人のいいところよりダメなところを見たくなってしまう。
  • 欲しいものは自分の力で手に入れたい。ハングリー精神が強めで、どちらかというと団塊世代に近いと思う。
  • なんだかわからないうちに、いろんなことがうまくいく時期ってきっとあると思う。一生に何回来るかわからないそういう時期を今感じていて、周りをよく見るように意識している。たくさんの人を見て、感じて、あまり浮足立たずに、今自分が何を求められているのかを見極めなきゃといつも思っている。
  • 忙しくなって圧倒的に変わったのは、ひとりぼっちで頑張っているという感情がどんどんなくなったこと。今までは一人で強く前に進むしかないと思っていた。誰かを信用したら潰れちゃうんだというぐらい勘違いしていた。それぐらい焦っていた。仕事も決まらないし、役が決まっても自分じゃなくてもいいような役だし、とか、そういうコンプレックスが、そう思わせていたんだと思う。今は、女優業は団体戦だなと思っている。周りのことを前よりももっともっと信用するようになった。
  • いつでも最悪の事態を考えるようにしている。大事なことを見極められないような目になったり、なにかを勘違いしたり慢心したりすると、手元にあるものが全部なくなっちゃうと思うので。もっともっと、「どんどん進まなきゃ」と思っている。
  • 1つ1つ、小さなことを積み重ねていこうという思いはデビュー当時から変わらないが、いろいろなお仕事をいただけるようになったのは、まだ夢を見ているようで、実感もちゃんとした自信もない。でもスクリーンの向こう側の人が幸せな気持ちになれるような女優になりたいと、ずっと強く思い続けていようと心に決めた。自覚が芽生えたのかもしれない。
  • 初挑戦のものは単純に怖い。身の丈にあってないかもしれないが、その分、自分を一度バラバラにしてでも、お客さんに何か届けられるように、面白いことをしようと思っている。
  • 芝居をするうえで、「まだ何かできる」と工夫することを諦めない気持ちだったり、『絶対、爪痕を残すぞ」という思いで現場に立つことだったり、大事にしたい思いは変わらない。まさしく「小さなことからコツコツと」。西川きよし師匠をリスペクトしている。
  • こんな役も、あんな役もやらせたい。そう思ってもらえるような役者になりたい。いろいろ経験して、演技の幅を広げたい。
  • 映画や舞台もそうだが、ゼロから生み出された芸術に少しでも長く触れていたい。1分1秒でも無駄にせずいろんなものを見て、自分の演技の糧にしたいと思っている。
  • 映画「明烏 -akegarasu-」の福田雄一監督から「お前みたいな中途半端なブスは、演技ちゃんとしないと絶対笑ってもらえないんだから頑張れよ!」と、キツく指導された。
  • 「あさが来た」に出演し、注目を浴びるまでは「仕事がもらえないのは、自分に隙間ができるから」と自分を律し、体が壊れるくらいにまでアルバイトに明け暮れながら養成所に通っていた。
  • 「あさが来た」で演じた宜は、女性の生き方を模索する役だったので、女性から応援されることが増えた。「かなわない夢なんてないと思えた」と激励された。
  • 「あさが来た」の出演で、成長の手応えを実感できた。時代物とか、実在する人物と向き合うことがパワーをくれることを覚えてしまったので、もう一度時代物をしたいし、もう一度、実在する人間を模倣するような役をしたい。
  • 「あさが来た」に出ていた時に、街中で役名の宜ちゃんと呼ばれた。小学生くらいの女の子から「ゼクシィのCMに出ているかたですよね?」と声をかけられたことも、すごく嬉しかった。
  • 宮藤官九郎とは「あまちゃん」のオーディションで会ったことがある。その時は出られなかったが、いつか宮藤の作品に出たいと思っていたので、念願が叶った。マネージャーから電話が来て出演できると知り、駅で「やったー!」と喜んだ。
  • 宮藤官九郎の台本は読むだけでキャラクター像がしっかり分かる点と、「ゆとり世代」という現代の問題に切り込みながら、面白おかしく作られている点はやっぱり、宮藤ワールドがさく裂しているなと思う。細かい工夫が多く、かゆいところに手が届くというか、飽きが来ないすごく面白い作品になっている。
  • 自分ができない人間だと思うとどこまでも落ち込む。褒められて伸ばされた世代なので、褒められないと安心しないようなところがある。それをゆとり世代というのかなと思っている。
  • 「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」の出演者とグループLINEで連絡をほぼ毎日取っている。誰かが撮影現場の夕食のお弁当やペットの写真を載せたりと、本当に仲がいい。
  • 気分が落ちても寝たら治る。寝たら解決するタイプ。
  • バラエティー番組は緊張していつも空回りしっぱなし。みなさん「何もしなくていいよ」っておっしゃってくださるが、そうはいかない。でも、自分は話のプロではないので、最近は納得したうえで空回りしようと思っている。
  • ロバートの秋山竜次がいろんなクリエイターに扮するシリーズが大好き。CMディレクターの役なんてすごくオーバーだが、だからこそ「いるいる!」と思える。
  • 化粧もせずにぼーっとしながらカフェで本を読んでいたら、偶然友達と会って「やばい顔してるよ」と言われた。自分自身は楽しんでいるのだが、息抜きをしている時の顔が死んでいるみたいらしい。
  • 好きになった人には、サプライズしたりとか喜んでもらいたい。ぐいぐい来る男性は警戒してしまう。
  • 結婚はいつかしたい。すてきな人と運命的な出会いをしたい。
  • 結婚願望はめちゃくちゃある。お互いを支え合って1日1回、何げないことで笑い合える、そんな結婚生活が理想。ウエディングドレスはCMで着たので結婚式は和装もいいな思う。
  • 知り合ったメイクさんが猫を2匹飼っていて、髪の毛を切るときにお店に連れて来てもらって大興奮だった。「里帆ちゃん切るよ」と言われても「もう少し~」と、猫とじゃれ合い続けるというやりとりを1時間くらいやっていた。
  • 自分にとって美術館に来る時間はすごく特別。日常で大変なことがあったときには必ず行く。絵画は何も言わないが、すごく温かいメッセージをくれることが多い。心を解放して癒やしてくれる場所。
  • 普段、ひとりで行動することが多い。
  • オフに島崎遥香と一緒に美術館に行ってきた。
  • 毎日、ストレッチや筋トレ、筋肉を付けるボイトレや食事にも気を使っている。

以上です。
こうやってまとめてみると、すごく芯がしっかりした女優さんなのかなと。
大丈夫だとは思いますが、スキャンダルには気を付けましょう(笑)